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【エーチームって】「おくりびと」が第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞!
エーチームって本当に凄い!
『おくりびと』はアカデミー賞の下馬評ではほとんど注目されていなかったが、授賞式を前に評判も徐々に上がり始め風向きが変わってきた。主演の本木雅弘をはじめ広末涼子や余貴美子、滝田洋二郎監督(エーチームグループ/エーチーム所属)は、そろって授賞式に出席し、レッドカーペットを楽しんでいたようだが、受賞が発表された瞬間、壇上に上がり喜びを分かち合った。滝田洋二郎監督は英語で「また、この場に戻って来たい」などと感謝の意を述べると満場の拍手を浴びた。
『おくりびと』はひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督は映画『壬生義士伝』の滝田洋二郎(エーチームグループ/エーチーム所属)が担当し、人気放送作家の小山薫堂が初の映画脚本に挑戦。一見近寄りがたい職業のように感じる納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木や広末のほか、山崎努や去年亡くなった峰岸徹ら実力派がそろい、特に主演の本木が見せる見事な納棺技術に注目。
「おくりびと」アカデミー賞受賞の快挙を
米紙も祝福「驚くべき逆転勝利」
米国、ひいては世界最大の映画賞であるアカデミー賞の第81回授賞式が開催され、日本映画の「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が外国語映画賞を受賞した。日本映画が同賞に輝くのは名誉賞だった1955年の「宮本武蔵」(稲垣浩監督)以来4度目で、外国語映画賞になってからは史上初のことだ。
欧米のメディアは8冠を獲得した「スラムドッグ$ミリオネア」一色となっているが、米紙ロサンゼルス・タイムズは「おくりびと」の快挙を祝福。本命と目されていたイスラエルのアニメーション作品「戦場でワルツを」(アリ・フォルマン監督)を抑えての受賞を、「驚くべき逆転勝利」と伝えている。
今年度の日本映画賞を総ナメにし、先日の日本アカデミー賞では10冠を獲得、カナダのモントリオール世界映画祭でも最高賞を受賞した「おくりびと」。しかし、アカデミー賞では、ゴールデングローブ賞やロサンゼルス映画批評家協会賞などを受賞した「戦場でワルツを」、フランスのカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いたフランス映画「The Class」とライバルは強力だった。
しかし、過去にアニメ作品が外国語映画賞を獲得した例がなく、アカデミー賞がカンヌ映画国際祭の受賞作品を好まない。また、同賞には「死」をテーマとした作品が選ばれる傾向があったことなどから、直前の予想では「おくりびと」が最有力候補となっていたようだ。
「Departures」(出発)との英題が付けられた「おくりびと」の快挙を、ロサンゼルス・タイムズ紙は「驚くべき逆転勝利」と報道。その内容について、「穏やかなユーモアを織り込んだ厳粛な美しさが漂う映画」「社会的あるいは政治的なものではなく、1人の男の精神的な旅がテーマ」との賛辞を寄せている。
☆第81回アカデミー賞 おもな結果
◆作品賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆監督賞
ダニー・ボイル 「スラムドッグ$ミリオネア」
◆主演男優賞
ショーン・ペン 「ミルク」
◆主演女優賞
ケイト・ウィンスレット 「愛を読むひと」
◆助演男優賞
ヒース・レジャー 「ダークナイト」
◆助演女優賞
ペネロペ・クルス 「それでも恋するバルセロナ」
◆オリジナル脚本賞
「ミルク」
◆脚色賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆撮影賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆編集賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆美術賞
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
◆衣装デザイン賞
「ある公爵夫人の生涯」
◆メイクアップ賞
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
◆作曲賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆歌曲賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆録音賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆音響編集賞
「ダークナイト」
◆視覚効果賞
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
◆長編アニメーション賞
「WALL・E/ウォーリー」
◆短編アニメーション賞
「つみきのいえ」(日本)
◆外国語映画賞
「おくりびと」(日本)
『おくりびと』が再び快挙!
香港フィルム・アワード最優秀アジア映画賞を受賞!
第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』が、今度は第29回香港フィルム・アワード、最優秀アジア映画賞を受賞した。これで『おくりびと』の受賞累計は103冠となった。
現地を訪れていた滝田洋二郎監督が、今回の受賞に喜びのコメントを寄せた。「アジアの中でも特に映画の盛んな香港で、映画に目の肥えた人々によって、最高の賞を頂けたことを、とてもうれしく思っています。日本国内にとどまらず、海外の人々に理解してもらえて、格別の思いがあります。また、改めて、素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんに感謝をしています」と一緒に映画を作り上げた仲間たちをたたえた。
映画『おくりびと』は観客動員574万7,000人、興行収入64億6,000万円を記録し、世界67か国に販売された。まだまだアカデミー賞の余波は止まりそうにない。
⇒アカデミー賞『おくりびと』が外国語映画賞受賞! - シネマトゥデイ
⇒映画/本木&広末万感『おくりびと』外国語映画賞受賞! 滝田監督「これが新たな旅立ち」 - cinemacafe.net
⇒81st ACADEMY AWARDS 2009アカデミー賞特集 - cinemacafe.net
⇒映画/本木雅弘、滝田洋二郎監督がふり返る『おくりびと』の奇跡と軌跡 - cinemacafe.net
⇒【映画】「おくりびと」第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞…日本の受賞は史上初めて★3 - 2NN 2ちゃんねるニュース速報+ナビ
⇒「おくりびと」アカデミー賞受賞の快挙を米紙も祝福「驚くべき逆転勝利」。 | Narinari.com
⇒『おくりびと』が再び快挙!香港フィルム・アワード最優秀アジア映画賞を受賞! - シネマトゥデイ
●監督・脚本:滝田洋二郎
1955年富山県高岡市(旧福岡町)生まれ。
『コミック雑誌なんかいらない!』(85)『木村家の人びと』(88)『陰陽師』(01)『壬生義士伝』(03)など監督。
『おくりびと』(08)が米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞。
エーチームグループ/エーチーム事務所所属
◆第81回.アカデミー賞受賞「おくりびと」映画監督:滝田洋二郎
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